家族の協力で乗り越える

産後うつは産後の女性なら誰でもなり得る

産後うつは、出産後の女性に見られるメンタル的な病気です。自分もしくは家族がうつになるイメージをなかなかもてない方もいるかもしれません。しかし、産後うつは、出産後の女性なら誰でもなり得るものなのです。産後うつに陥ってしまう原因にはさまざまな理由が絡んでいます。例えば出産後すぐに赤ちゃんの世話に追われることが1つ挙げられます。赤ちゃんは昼夜問わず一定の時間おきに授乳を行わなければなりません。また、話して意思の疎通をすることができないため、赤ちゃんが泣けばそのたびお母さんは、授乳したりおむつを替えたりあやしたり、さまざまな対応をするでしょう。 このような生活が何ヶ月も続きます。自分の食事や睡眠もままならず、その上、出産時のダメージも抜けきらない状態です。産後の育児や生活の変化などで過度の精神的・肉体的ストレスを受け、気分が落ち込んだり、情緒が不安定になったり、うつのような症状が現れるのです。

家族の協力を得ながら焦らず回復を目指すことが大切

産後うつをすぐに改善することは難しいでしょう。うつの場合はストレスの原因となっているものを遠ざけることが回復への近道ですが、産後うつの場合はストレスの要因の1つである育児を完全に生活から切り離すことはできないからです。そのため、家族の協力が非常に重要になってきます。

まず第1にすべきことは、産後の女性の負担軽減です。赤ちゃんの世話はお母さんばかりがやらなければならないことではありません。同じ親である配偶者が、そして周りの家族が、皆で赤ちゃんに関わるべきです。例えば、赤ちゃんがミルクを飲んでいる場合は、お母さんに代わって家族が飲ませることができます。夜泣きでお母さんの代わりに家族があやせば、お母さんの睡眠時間を増やすこともできます。家事をお母さんがしている場合は、家族で分担して行うことも1つの方法です。家族皆で支え合いながら、焦らず少しずつ、うつ状態から抜け出していくことが大切です。